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私の取り扱い説明書(難聴リーフレット)他|デザイン・挿絵


ご自身と息子様が難聴のAさまからのご依頼で、リーフレットを制作させていただきました。


最初にご連絡いただいたのは昨年2023年の9月のこと。当初はご自身の取り扱い説明書のみの制作をご予定でしたが、息子様のBくんにも難聴が見つかったことがきっかけで、Bくん版のリーフレットと、病院などでさっと見せる用の簡単な資料も制作させていただくことになりました。


 


【Aさまの取扱説明書】



主な配布先:Aさまが病院や子育て支援施設などで関わる方

用途:Aさまとのコミュニケーションについて知ってもらう



●制作のポイント

・掲載希望の情報が多かったため、文字数や色数、レイアウトの規則性などを絞り、ぱっと見「わかりやすそう」と思わせるデザインを目指しました

・使う人ももらう人も気分が上がるような、明るいイメージに仕上げました



▲主役であるAさまがぱっと目に入るように配色を調整して描きました


▲似たようなシーンでも少しの配慮で聞き取りやすさが全く違うことを、比較しやすいように横に並べた2枚のイラストで説明




▲会話でのお打ち合わせなしでもイメージ通りに仕上げられるよう、細部まで丁寧にテキストですり合わせをしました


 


【Bくん(息子様)の取扱説明書】



主な配布先:Bくんに関わる、通園先の先生やお友達家族のみなさま

用途:難聴の概要やとらえかた、Bくんとのコミュニケーションについて知ってもらう



●制作のポイント

・たくさんの情報を最後まで楽しく読み進めてもらえるよう、イラストをふんだんに配置しました

・Aさまが持ち運ぶのにも、貰い手が持ち帰るのにも便利な3つ折りのコンパクトなデザインにしました

・時間経過を表すために電車モチーフを使うなど、Bくんご本人やお友達にも気に入ってもらえるよう遊び心を取り入れたデザインで仕上げました


▲保育園等での様子やお友達とのやりとりをほのぼのとしたタッチで描きました



▲同じ”凧揚げ”のシーンでも、下(黄色)の電車に乗ってほしいという願いを、2台の電車で比較。



 


【さっと見せる資料】



主な提示先:病院等の窓口や、さまざまなシーンで受付を担当くださる方など

用途:難聴であること、配慮してほしい内容を伝える



●制作のポイント

・特に大切な情報のみを掲載しています

・ぱっと意味が伝わるよう、部分的に文字とイラストを併用しています


▲AさまとBくんの明るい横顔。補聴器をつけている姿をポジティブに描いています


▲絵本のように自由なレイアウトで、興味を持って見ていただけるようにしました


 

私(megkmit)は、老若男女問わず、困り感を抱えているシーンについて、解決のお手伝いをしたいと常日頃感じています。今回のお仕事ではAさまから難聴にまつわる過去の挫折や、乗り越える工夫などを詳しく教えていただくことができ、とても勉強になりました。


例えば当リーフレットには「〜すればできる」「〜してもらえると嬉しい」など、読み手に難聴をポジティブにとらえてもらうための言葉遣いが随所に取り入れられ、前向きになれる工夫が施されています。


すでにAさまには実際にお使いいただき、こんなコメントも頂戴しました。

私自身も、いろいろな新しい環境に飛び込みやすくなりました。
一枚の紙から、こんなに勇気をもらえることがあるのだなと感激しました、、!!
やはり、これからの大切なお守りになってゆきそうです^^

長年の夢でもあったというリーフレット作り。そんな大切な制作に、お力添えできたこと心から光栄に思います。



ろう・難聴の方には、それぞれのわかりかたがあり、当リーフレットはAさまのわかりかたを伝えることに特化した内容になっています。このページでは掲載許可をいただき内容を公開していますが、この内容がどの人にも当てはまるわけではありません。

実際にろう・難聴の方と出会ったときには、一人ひとりの暮らしやニーズ、大切にしていることを当事者との対話から知っていってもらえたらとてもうれしいですとAさまはおっしゃっていました。


素晴らしいクライアントさまに恵まれ貴重な体験ができたことを、今後の制作活動にも活かしていきたいと考えています。

 

モックアップ出典:Freepik 著作者:yeven_popov


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